「5時間率」とは何か

容量表示で400Ahという表示のバッテリーがあったとします。このバッテリーの容量は400Ahです。5hで割ると80Aです。80Aの負荷をつなげば5時間使えます。これが「5時間率」の意味です。10で割ると40Aです。このバッテリーは40Aの負荷を接続すると10時間使えます。これが「10時間率」です。他にも20時間率など表示方法はいろいろあります。

実際は、5時間率の電流より少ない電流になる負荷をつないだ場合は表示より容量が大きくなります。また、5時間率の電流より大きな電流になる負荷をつないだ場合は表示より容量が少なくなります。10時間率の表示は5時間率の表示よりAhの数値表示は多少大きくなるのが普通です。
ちなみに、ラスロンGはどの数値を基準にして使っても問題ありません。(お奨めは5時間率)

また、Ahはバッテリーのセル個数とは無関係です。1つのセルに流れる電流は全てのセルに同じように流れる(直列に接続されたバッテリーの1セルに流し得る電流)と解釈するとわかりやすい。電圧に関係なく電流と時間のみに注目した表現が「時間率」なのです。注意すべき点としては、Ahは電力表示ではないということです。電力表示であれば電圧も必要です。

例えば、80Aで48Vの場合、得られるバッテリーの電力を求めてみます。中学〜高校の電気の授業を思い出してください。オームの法則から(P=IE)を用います。P=80A×48V     P=3840AV。普通は「P=3840VA」あるいは「P=3840W」あるいは「3.84Kw」と表現します。馬力換算しますと、1馬力は0.75Kwですから5.12馬力に相当します。昔は20時間率、或いは10時間率を採用していましたが、現在では実用的な意味から5時間率を使うようJISの指導があります。

いずれにしても、解釈する側の利便性の問題だけで、バッテリー本体の構造は何ら変わりません。結局は極板の大きさ、面積で容量が変わるのです。

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